#4 京都の南山城村の恋路橋と恋志谷神社で恋の願いを叶えよう

恋路橋と恋志谷神社への詳しい行き方

国道24号から国道163号の伊賀街道(笠置街道)に入り南山城村の方に進んで行き、南山城村の手前で旧道の県道82号に入り少し走ると川沿いに恋路橋が見えて来ます。その橋を渡ったところが恋志谷神社です。

珍しい沈下橋の恋路橋は絶好の撮影スポット

恋路橋は恋志谷神社へ行く手前の木津川にかけられた欄干のない木津川の水量が多い時には水面下に沈んでしまう沈下橋と呼ばれる珍しい橋です。ただガードレールとか何もないので、車で通るにはちょっと危険かもしれませんが、バイクなら絶好の撮影スポットになると思います。

恋志谷神社の伝説

恋路橋を渡った先にある恋志谷神社はその名の通り、恋愛成就・子授け・安産の神様として知られています。

また、恋志谷神社にはこんな伝説が残されています。
鎌倉末期に幕府と対立して笠置山に身を寄せていた後醍醐天皇をしたう高位の女官が天皇の身を案じ伊勢から療養の身を押して駆けつけて来たものの、既に天皇は追ってから逃れるために笠置山を後にしていたそうです。
後醍醐天皇を慕い恋に焦がれて「こんな苦しい思いをするのは私だけで十分。私は人々の守神になる」と言って自害したことを哀れんだ人々が祠を建てて祀ったのが「恋志谷神社」の始まりだと言われていています。
こんな「恋志谷神社」に恋路橋を歩いて渡ってお参りすると願いが恋の願いが叶うと言われています。

そんな恋路橋と恋志谷神社のレポートです。

県道82号を奈良から伊賀の方に向かって走っていると、恋志谷神社と恋路橋の看板が立っていますので、この看板の坂道を下っていきます。バイクでそのまま行っても良かったのですが、ちょっと道がどうなっているのか分からないので徒歩で進んでいく事にしました。
ついでに恋の願いも叶ったらラッキーですね。。。

坂を下ると沈下橋の恋路橋に出て来ます。橋のたもとには真新しい恋路橋の石碑があります。これあった方が良いのかなぁ。。。真新しすぎて歴史を感じられずに残念ですが、そのうち良い風合いが出てくるでしょう。
ちなみに車で来られる場合はこのすぐ脇に未舗装ですが車が止められそうなところが有りました。

恋路橋を徒歩でズンズン進んでいます。橋の幅は軽自動車が通って来たら歩行者とすれ違えるぐらいの幅しかありません。。。まぁバイクで突入したら絶好の撮影スポットになると思います。

恋路橋を渡ると、ココら辺工事をしているのか、若干殺風景な所に出て来ました。この坂を上がった所に恋志谷神社がありますよ〜

坂道を5分くらい登ると今度は田舎の集落っぽい所に出て来ました。すでに上り坂ではありませんが、そのままズンズン進んで行きます。。。写真の奥に恋志谷神社の石柱が見えてますので、もうすぐゴールです。

恋志谷神社に着きました。バイクを停めた所から歩いて10分ぐらいでしょうか。。。川を渡って、上り坂を登って来て、田舎の集落を突っ切ってと色んな景色を見ながら歩くのでそんなに距離を歩いた気がしませんよ。

さて、鳥居をくぐってお参りをします。。。階段を上がった所に社殿があり、全体的にコンパクトな神社ですが、地元の方々の手入れが行き届いていてどこを見ても綺麗な神社です。

まずは手水舎で清めてお参りの準備です。
ココは手水舎も柄杓ひとつ見てもとっても綺麗です。。。かけられたタオルが清潔感のある真っ白なモノが掛けられているのがとても印象深いですね。

さて手水舎で清めたので、階段を上がってお参りを致しましょう。。。大きな神社仏閣と違って階段もコンパクトなのはお参りしやすくてありがたいですね。

階段を上がって来ました。右手には神楽を奉納する所があり、正面に二つ社殿があります。。。この神社は南山城村天満宮の境内に末社としてあるので、右の大きな社殿は南山城村の天満宮社で左の小さな社殿は主祭神の恋志谷姫大神の社殿です。

小さな神社の社殿には珍しく、手入れの行き届き落ち葉一つ落ちていないとても綺麗で立派な社殿でした。。。ちなみに社殿はコンクリートの基礎ということはそんなに古くない建物みたいですね。

この神社は伊勢両宮(下宮と内宮)と橿原神宮の遥拝所がありました。。。こんな遥拝所がある神社は初めて見ましたが、ココの神社は何気に凄いですね。

恋志谷姫大神の社殿と上で書いた恋志谷神社の伝説が書かれた石碑です。。。勿論石碑には古典の授業で出てくる様な書式で書いてあるので、前の看板で現代語訳に訳されてますのでこちらも読んでみてください。

まとめ

この神社を訪れる際に、普通の小ぶりの神社をお参りする感覚だったのですが、良い意味で裏切られますよ。そんなに大きな神社ではないのでお参りする時間は短時間ですが、特に清々しい気分になれる神社です。
また、結果として僕がバイクを置いた場所から神社まで大型二輪でも入って来れますが、やっぱり歩いて恋路橋を渡ってお参りした方がなんワクワクしませんかぁ

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